お店の行列について考えてみる

「あのケーキ屋さん、評判だから行ってみようよ」と言われ、行ってみると・・・ものすごい行列!
そんなとき、私は迷わずそのお店に行くのをやめておきます。
「こんな行列を作るぐらいなら、お店を拡張したり店頭販売をすればいいじゃん。俺みたいな潜在的な顧客を失ってもしらないよ・・・ふふふ。」
と思っていましたが、先日の某ちゃんこ屋さんの破産のニュースを聞いて、じっくり考えてみると案外行列を作るのも悪くないという結論に個人的には至りました。

(メリット)
・お客様にアピールできる
お店に行列を作れば、道行く人たちに「あぁ、この店おいしいのかな」という評判を形成できる。
つまり顧客がお店を宣伝している、ということに繋がる。
お店は広告宣伝にかけるコストが省ける。
某ドーナツ屋さんは行列に並んでいる人にドーナツを配るが、このドーナツ代はある意味チラシと同等の広告宣伝費に値するのかと思った。
・ブームを作らない
某ちゃんこ屋さんはブームが来たので一気に店舗を増やしたけど、ブームが去ってしまうと一気にコストが圧し掛かるという状況に陥ってしまったと思う。
念入りな計画をしないで店舗を増やすとサービスの質が低下する恐れもあるし、またブームが過ぎ去った後の(店舗などの固定費や従業員の給料などの変動費も含め、あらゆる)コストも甚大である*1

(デメリット)
・お客様を逃がす
上述の私のようなお客が少なからずいるのは確かである。
最大限の利益を得ようと思えば、このお客を逃すのはお店にとっては(一時的かもしれないが)損失である。

このデメリットを上回るメリットが享受できれば、行列ができるのも悪くないと思った次第です。
なお現在はこのデメリットもネット販売などを駆使すれば克服できるかもしれませんね。

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どこかのサイトなどで同じようなことが書いてあると思いますが、個人的な頭の体操を行なったメモということでここに記しておきます。

*1:最近では某生キャラメルもその匂いがする。商品自体は非常においしいので私は好きである