政治の季節

仕事中に響く、あの「皆様のお力になれるよう、一生懸命がんばってまいります」という轟音が聞こえてきた。駅前で元気に拡声器を使って挨拶してくれる人も徐々に見受けられるようになった。あぁ、またあの季節がやってくる。
時代はどんどん進んでいるのに、選挙は数十年前から変わらない手法。いかに有権者の頭にインプットされるようにひたすら大きな声で街中を駆け巡り、そして有権者の(目に見える形での)有利なことをつらつらと述べることができるかどうか、という点である。
私は思った。
そろそろ選挙2.0を目指そう!
と。
・政治家は御用聞きではない。地方にお金と仕事(公共事業)をもたらしてくれるという考えを捨てて、地方が自立していけるように努力できると同時に国の将来の指針となる考えを持っている政治家を選ぶ。
有権者知名度だけで投票するのではなく、本当に実力のある政治家に投票する。財務大臣になってから経済学の本を読み始めるという、まったく知識のない政治家に投票しない。*1
・知識があるかどうかの確認手段として演説などを利用する。決して大声で叫び続けて有権者の記憶に残るだけの選挙戦を展開させてはいけない。

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それにしても、街頭でひたすら握手する、あの戦略。私はなかなか好きになれません。

*1:この場合は任命者のほうに責任があるなぁ。全員が全員経済学の知識を持つべきだというわけではなく、「私は〇〇に関しては絶対の知識と熱意を持っています」という気概があればいいなぁ。